■CALENDAR■
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
<<前月 2009年04月 次月>>
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
■ARCHIVES■
■LINK■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
■OTHER■
 

「陰陽一対の神社」 4月17日掲載
陰陽一対の神社

 国宝の指定を受けた青井阿蘇神社の本殿以下五棟の建造物は、全体に漆が塗られ黒色です。神社は白木か赤色の社殿が多いので、独創的で目を引きます。黒色は木火土金水の五行信仰で水、方角では北をあらわします。
 陰陽とは相対する二極の気のことで、森羅万象はこの二極の気の合一から誕生、発生するという考え方です。分かりやすくいえば、天と地、山と川、男性と女性は陰陽一対となります。
 黒色を基調とした社殿の細部や柱の角隅には赤漆が塗られていますが、赤は五行信仰で火、方角では南を表しますから陰陽一対。鎮座地の地形が北に村山という小高い山、南が蓮池のくぼ地なのもそうです。禅宗様式の唐様(からよう)と桃山様式の和様が融合する楼門の建築様式、廊にある阿吽(あうん)の形相をした一対の龍(りゅう)の彫刻、基礎部の敷石では本殿と廊が山石、幣殿と拝殿、楼門が川石、また神楽殿の太陽と月の装飾、祭具では獅子面や神面にこれがうかがえます。
 神社は感謝と祈りを捧げる場です。すべての祭りの祝詞(のりと)は神への感謝の言葉で始まり、万物万民の繁栄の言葉でしめくくられます。古来より子孫繁栄や豊穣(ほうじょう)が神に感謝されるとともに祈られてきました。神社の配置や社殿の随所にこの陰陽一対を施したこと、それ自体が永遠なる森羅万象の生成発展を約束させる先人たちの知恵だったのではないでしょうか。

| - | 04:42 PM | comments (0) | trackback (418) |
PAGE TOP ↑