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つないでゆく 6月5日掲載
つないでゆく 

 人吉球磨地方の神社の例大祭に必ず奉納される球磨神楽は、五百年以上の歴史を誇り、国の無形民俗文化財に選択されています。神職たちが世代を超えて守り抜き、現在は保存会が組織され継承に努めています。
 球磨神楽の演目は、楽(がく)とよばれる太鼓と笛の奏者、および一人ないし四人の舞手で構成されます。私は笛が担当ですが、二十代なかばに基本の曲目を学び、その後は祭りに奉仕する中で、師匠の手さばきを真似(まね)ながら習得に励みました。
 神楽は太鼓の調子を基本とし、笛の音を重ねた楽に、舞手が合わせます。しかし舞手の所作に個人差があること、時間的に簡略化させる時は舞手に楽を合わせることもあるので、録音した楽は使えず、奏者は舞の流れを一通り覚えておくことが条件とされます。古くは三十三番あった演目も、正式に伝えられたのは十七番のみとなりました。
 江戸時代の中期ごろに獅子舞の継承が危ぶまれた時は、青井阿蘇神社で特別な講習会が行われ、その際、一連の動きを図面にした記録が今に伝えられていますが、当時から継承には苦労していたのでしょう。
 現在も後継者不足は深刻で、五年ほど前から週一回、子ども神楽教室を開き、小学生の二人の息子も参加しています。いつの日か、今の時代を確かにつないでゆくとの使命感が、芽生えてくれればと期待しているところです。

| - | 08:55 AM | comments (0) | trackback (608) |
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