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「建築様式は人吉球磨独特」 5月1日掲載
建築様式は人吉球磨独特

 青井阿蘇神社の社殿は、拝殿、幣殿、廊が角柱、楼門と本殿は丸柱で、本殿のみ床下が八角形になっています。側面から見た屋根の形状は三角形ですが、楼門や拝殿は急こう配で茅葺、幣殿はおよそ正三角形、本殿側面三角形の部分には、昇り龍、降り龍、藤の花、瑞(ずい)雲(うん)の豪快な彫刻が見られます。
本殿の側面と背面の壁面には×型に桟(さん)が組み込まれていますが、これを連続すると桧垣(ひがき)文様になります。信楽焼の壷(つぼ)の胴体や志(し)野焼(のやき)の茶わん、また庭に施された垣根にデザインされたものを見かけます。古くは壷の中に籾(もみ)種や種子を保存したそうですが、外部から害虫が入らないように、また垣根は屋敷内への賊の侵入を防ぐ一種のまじないとされたそうです。神社にはしめ縄が張られています。これは聖と俗の境界を示し、本殿の×型の桟はその名残といえます。
本殿正面左右の壁面は、六角形を連続して積み重ねた縁起の良い亀甲文様になっています。これは小さな部材を組み合わせて造作したものではなく、巨大な一枚板をその形状にくりぬいた見事な出来栄えです。他にも拝殿と楼門前の八角形灯(とう)籠(ろう)があります。円形や四角形、六角形のものはよく目にしますが、この様式は珍品です。
これらの特徴は人吉球磨独特のもの。こうした地方色を感じながら、国宝の建造物に触れてみてはいかがでしょう。

| - | 09:14 AM | comments (0) | trackback (539) |
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