神幸式はチリン、チリンと澄んだ音色をさせるチリン旗を先頭に、獅子、御神宝、神輿などの行列が市内を練り歩くにぎやかな祭りですが、昔は祭りの日に一般民衆の境内立ち入りが許されず蓮池の周りだけを巡幸する静かな神事だったといいます。
今のようなスタイルになったのは大正から昭和にかけてで、市街地の繁栄を重要視した人吉の人々の要望が背景にありました。神社総代や、お世話役たちの目論見通り、行列の道中は動きもとれないほどの参拝者が押し寄せ、お旅所ではサーカス、見せ物小屋が立ち並びたいへんな賑わいであったといわれています。
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